法律で定められている福利厚生

工場の求人を見る際には、給料や勤務時間、休みなどに目が行きがちですが、福利厚生にも着目してみたいものです。まずチェックしたいのが、法律で制定されている法定福利厚生です。これには、健康保険・介護保険・厚生年金保険に加え、雇用保険・労災保険・児童手当拠出金があります。これらの福利厚生は、会社が一部負担するものと、会社が全額負担するものがあります。特に、健康保険や介護保険、厚生年金保険は、会社と従業員が折半という形になり、実質的に、給料から差し引かれる金額の倍額を保険としてかけていることになるので、お得感を感じるはずです。なお、これらの保険は、働く時間や日数などで加入できない場合があるため、注意が必要です。

企業独自の福利厚生も重視したい

工場で働くことを考える人は、企業が提示する法定外の福利厚生の内容から、会社の考え方や従業員への姿勢を感じ取ることができるはずです。工場の求人票に書かれている福利厚生で多いのが、住宅関連のものです。住宅手当や家賃補助に加え、特に地方の工場などでは寮の利用ができるところもあります。工場によっては深夜を含む交代勤務制となっているところがありますが、そのような工場で会社が借り上げた寮や社宅が用意されていると、通勤にかかる時間を短くできるので体への負担が減り、長く務めることができるでしょう。 さらに魅力的な福利厚生として、退職金制度があります。退職金制度を設けている会社では、一般的に勤続3年以上で50万円弱、勤続5年以上で50万円から100万円、勤続10年以上で100万から200万円などとしているようです。

派遣の求人の中には、意見調査スタッフや治験サポートなど、週1回から可能な仕事があり、副業としても歓迎されています。